地上レーザースキャナ計測のご紹介
地物や構造物を点群で捉えるシステムは、航空機を利用したレーザープロファイラーを始め、モービル仕様のMMS等が出現しているなかで、地上に固定するレーザースキャナの利点はその精度にあります。 地上レーザースキャナによる計測は、その圧倒的な点群の密度と精度により、移動体計測機と比較して、2桁高い精度で長大な構造物等について捉えることが可能です。勿論、基準点に求める品質に対しても妥協を許さない姿勢が必要になります。
- 長大トンネルの変状計測
- 三次元設計シミュレーション
- 景観シミュレーション
- 文化財の計測
- 点群による地形測量
地上レーザースキャナによる点群は、その密度・精度から構造物の風合いまで表現されるため、その理想的な利用目的として点群そのものを利用することが考えられます。具体的には、高品質の点群をアーカイブ化して多目的に利用することになります。
勿論、アーカイブ化した点群を用いてモデリングすることも有効です。
アーカイブ化された点群は、写真と同様にその時点を三次元的に捉えることとなり、記憶(記録)に留めることができます。
その成果は、写真と比較して後世において過去を知る更に有効な手段となります。
地上レーザースキャナの有効性は、構造物のありのままの形状を正確に計測するだけでなく、過去から未来に向けた地物、構造物の変遷を記録するとともに、将来的な三次元設計を見据えた計測技術になります。